日頃どれだけ恵まれているのかを知って欲しいと考えた母親は、娘に"貧しさ"を体験させたが、
数日後、大切なことを学んだのは母親の方だった。
ある裕福な家庭の母親が娘に『貧しさ』を体験させ日頃どれだけ恵まれているのかを 知ってほしいと考えました。
そこで、娘の二人に田舎に暮らす貧しい一家のもとで数日間を過ごしてもらいました。
家に戻ってきた後、母親は娘たちに尋ねました。
田舎での生活はどうだった? と。
すると、娘たちはキラキラした瞳で、こう答えました。
『すごくよかった!』と。 『貧しい人たちがどんなふうに暮らしているかわかった?』と母親は娘に尋ねます。
『うん!よくわかった!』と娘が答えました。
『自分たちの生活とどう違うと思う?』と聞くと、
『あの人たちは犬を4匹買っていたわ。うちは一匹しかいないのに』
『うちの庭にはプールがあるけど、でもあの人たちの家の前には無限に続く小川が流れてる』
『私たちの庭にはランプもあって夜でも明るい。でも、
あの人たちには輝く月や星があってランプよりずっと明るい!』
『私たちの庭は柵が遠くまで続いてるけど、でもあの人たちの庭は地平線まで続いてる』
『私たちは不動産をたくさん持ってるけど、あの人たちは土地は見渡せないほどずっとある』
『私たちは食事を用意してくれる人がいるけど、あの人たちは他の人のために植物を育ててる』
『私たちはお腹が減ったらスーパーにいくけど、あの人たちには庭に食べものがたくさんあるわ!』
『私たちの家は塀で守られてるけど、あの人たちはみんな仲が良くて鍵も塀も必要ない』
母親は黙ってしまいました。
このお話もとっても興味深いですね。
ピュアな子供だからこそそこにある幸せや豊かさに気づけたのだと思います。
でも、このコロナ禍のなかで、もしかしたら十分大人である私たちも
同じようなことが起きてるような気がしませんか?
今まで思ってきた豊かさ、贅沢、幸せのののさしが、
もしかしたら思い込みだったのかもしれないなと思ったりもして。
人と比べることがなければ、
もしかしたらもっと人は幸せになれるのかも。
一度同じように経験してみるのもいいことかもしれませんね。